2014/02/22

なんなんだ?

男には
自分の世界がある
喩えるなら
空を駆ける
一筋の流れ星

と、ルパンのオープニング曲である。

小学生の時、この曲の↑この歌詞の部分が妙に気に入り、ノートに書き残していた事があった。
そのノートを母親に見られ「あんたあんな詩書くんだ」と、ルパンの曲を知らない母親に自分の創作だと思われた事があった。

あれは恥ずかしかったな〜。
なんか、書き記していたルパンの歌詞を見られて、しかも自分の創作と思われたような恥ずかしさがあった。

と、まぁ昔バナシはここまでにして。

最近ふとこの歌詞を思い出したのだが、よくよく考えてみると意味が分からない。
「自分の世界がある」というのは簡単な言葉なので例える必要性が見当たらない。
それなのに、勝手に喩え始める。
さらにはその喩えが「空を駆ける一筋の流れ星」だ。

要するに「自分の世界がある」=「空を駆ける一筋の流れ星」だと。

この方程式は、アシタカ以上に押し通し過ぎている。

人生を振り返ってみても「あ〜、今なんか空を駆ける一筋の流れ星っぽいわ」という喩えを言った事がなければ、聞いた事もない。

なんなんだろうか?
男の持つ自分の世界とは、一瞬の儚いきらめきとか?
暗闇を切り裂く強い輝きとか?
はたまた、流れ星を発見した人が「願掛け」するような、ちょっと珍しいからなんか神秘的な風味を付けたロマンチック仕上げ的な感じとか?



阿藤海

むしろ、女たちのために(阿藤海)。
阿藤海(あとうかい)、あとうかい(阿藤海)。