2012/08/25

6曲目

ようやく完成しました。
6曲目「crave」です。

「本当に歌って難しいんだ」と頭をはたかれたような思いでいっぱいです。
感情を込めて、でも歌としての体裁も保つ…
難しい。

今まで作ってきた曲とは少し趣が違います。
というのも今回の曲「crave」は、過去に実際にあったある事件の詳細を知る機会があり、その事件の犯人の、あまりに非人道的な行いが心から許せなかったので作った曲です。

人間の尊厳を踏みにじる行為、これだけは本当にしてほしくない。
そんな思いで作りました。

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crave

I can always see whatever I want to see.
I can remember the things it was good for me.
I can say anything what I thought at will.
I can do everything what I thought at will.

He descriminates no matter what he hates.
She deceives other people for her benefits.
They don't believe anything outside of their faith.
They attack on underdogs for their benefits.

Now same things usually happen all over the world.
We become awake abnormality with getting accustomed to routine.

Now, we can do everything.
We must judge calmly with our brain.
We could show off our ability.
We could close our eyes to inconvinience.
We could distort the fact as we like.
We could come to bay if worst comes to worst.

I do crave a society no one can violate the dignity.
I do crave a society no one can violate the dignity.

2012/08/19

お盆最終日

今年の夏は色々と見て参りましたが、最後は横浜美術館で見た「町田久美」の画集を買う、という事でエンディングです。




いったいその絵のどこに惹かれるのか?というのは分かりませんし、色?構図?線?と、分析して言語化しても意味がないと思います。
とにかく、見た瞬間から頭を占領されました。




「自分の好きな作品は、作品からも好かれている」
という持論があるので、ばっちり両想いなのでしょう。
誰かを好きになるのと一緒で、理由なんて存在しません。



自分の経験の中では「本一冊に5,000円!超高ぇ!」という感覚もありましたが、相対的な価値でみれば安いもんじゃないかと、帰って来て水を飲みながら読んでいたらそう思えました。

でも、ルソーとかマグリットの画集は古本で探したいと思いますけど。

2012/08/18

五日目?

なんだかもう、何日目だか分からなくなってきましたが、とにかく今日は「横浜美術館」に行きたかったから行ってきたぜ。

出がけには雨が降っていなかったので「余裕」とか、それ以外のものもかましてたら途中で雨がすげえ降ってきたぜ。ファッキュー。

すげえ濡れた状態で現地に着いて、すげえ濡れた状態でプロントでゲティー(スパゲティー)食べて、半乾きの状態で美術館に向かったぜ。




今、横浜美術館では「奈良美智展」がやってたぜ。
でも、奈良美智もいいんだけど今はそういうテンションじゃないから、常設展でダリとかマグリットとか見てきたぜ。

専門的な事は分からないけど、やっぱりすげえ絵ってのは文字通り目を奪われるぜ。
もっと、すげえ絵が見たいぜ。

横浜美術館の皆様、ならびにご来場していただいていた皆様、生乾きのTシャツの変な匂いで歩き回って申し訳ありませんでした。


で、まだ帰るには早かったのでIKEAに行ってきたぜ。
額が安かったから買ったものの、バイクだとビビるぜ。ハンパねえ事になったぜ。




帰り道、途中にあった茂みで写真撮ったぜ。

2012/08/17

四日目



けっきょく、箱根のポーラ美術館でルソーの絵を見る事ができなかった私は、次の日に世田谷美術館に行くことにした。

なぜ世田谷美術館なのか?と問われれば私はこう答えるだろう「そこにルソーがあるからだ」と。

世田谷美術館はその名の通り世田谷にある。
詳しく言えば砧公園の敷地内だ。
私の家からはそこまで遠くないのを知っていた私は、正午前に家を出た。

なぜ正午前なのか?と問われれば私はこう答えるだろう「君はそうやって僕に質問ばかりしているけど、本当に知りたいことっていうのは、古いシトロエンのカーステレオで聴くバートバカラックの曲のように、簡単な事のようで、でもすんなりと選ぶ事のできない偶然の中にあるとも言えないかい?」と。
それを聞いた君は「あなたって、いつもそうね。草をたくさん食べて、気持ちよく寝ている羊にはそれくらいがちょうど良いのかもしれないけど、12時間前にピーナツバターを塗ったトーストしか食べていない私には、とても難解で、面倒な答えよ」と言うだろう。
それを聞いた僕は「僕は草をたくさん食べて寝ている羊になった事はないし、ましてやその羊が、ワインと自分の乳から作った新鮮なチーズを食べながらアブラムシとチェスをやっている夢を見ているんだとしたら、焼きたてのピーナツバタートーストなんて食べずに羊とのチェスに興じるだろうね」と。
それを聞いた君は「変わらないわね。南仏に住む老夫婦が決まってする、就寝前のお祈りを永遠と聞かされた気分だわ」と言うだろう。
それを聞いた僕は「いったいそれは、どんな気分だっていうんだい?」と聞き返す。
それを聞いた君は「もう、うんざりってことよ」と言いながら、困り果てた茄子の様な色をしたパンプスを穿いて部屋を出た。

けっきょく僕が言いたい事というのは「よく調べなかった俺も悪ぃけど、ルソーの絵が一枚も展示されて無ぇじゃねえか。収蔵作品は全部展示しやがれバカやろう」
という事です。
でも「暮しの手帖」の表紙展が行われていたので、それはそれで面白かったのですが「表紙の為のデザイン」と「絵画」は全く意味合いが別物なので、阿藤快が横にいたら「なんだかなぁ〜」と僕の気持ちを代弁してくれた事でしょう。

あとは、激熱の中、河原でパンを食べたり、吉祥寺では「makomo」さんが展覧会を偶然やっていたので、それを観てサインもらったりとか、なんかそんな感じだよ?

2012/08/15

そして三日目は…



箱根にある「ポーラ美術館」に行ってまいりました。
というのも、一度はルソーの絵が見てみたいというのがあったからであります。

そもそもルソーという人は「素朴派」という派閥になるらしく、あんまりよく知りませんが「印象派」とかそういったジャンル分けですよね、多分。
まあ簡単に言ったら、独学で絵を学んでたり、画家が職業ではない人達の事らしいです。

常日頃、技術というのは確かに必要なものだが、必要だと思った人は頑張って習得すればいいし、そうでない人は別に習得する必要なんてない。と思っています。


技術を偏重してしまい、面白くない作品ができる事だってあるし…
要は、本人が満足のいく作品が作れればよいのだと思うので。

とにかく、ルソーは素朴派代表選手っぽいので、パースがおかしかったり、そもそもの形がおかしかったりするんです。
でも、そこにこそ魅力がありまして、より一層本人の本気感が伝わってくるような気がするんです。


そのルソーの絵に妙に惹かれるところがあったので、いっちょツーリングがてら行ってみっかって感じでした。






「山の天気は変わりやすいってのにも程があるぞバカやろう」
「よく調べなかった俺も悪ぃけど、ルソーの絵が一枚しか展示されて無ぇじゃねえか。収蔵作品は全部展示しやがれバカやろう」



といったような感想です。
しかし、ゴッホとかピカソとか熊谷守一とかの作品も素晴らしかったのでまあいいけど。
悔しいから明日は世田谷美術館だ!だ!


自分も行きたいであります!
って人は、どしどし連絡くれよな!

2012/08/14

珍しく

二日続けてのブログになります。
別に二日続いたからといって、たいした事でもないのに自意識過剰。

と、いうのも今年の夏は「見る観る(ミルミル)」をテーマにしようと決めたからです。
テーマとか、自分で言ってるのはバカ。しかもミルミルっていう狙いは寒いだけ。

昨日は番外編という事で、歌の練習とラーメン二郎。
さっそく初日からつまずいている。

そして今日は!
ビックリマークを付ける程の驚きはない。

日本橋三越に展示されている、佐藤玄々の「天女(まごころ)像」と、映画「ミヒャエル」の鑑賞でした。


「天女(まごころ)像」はマンガの「オッス!トン子ちゃん(タナカカツキ著)」で知りました。むしろ何度も行っている「川崎市岡本太郎美術館」もトン子ちゃんを読んで行ったので、そういう類いのモノの情報源になっています。どちらも素晴らしかったので、ほんとサンキューです。

「天女(まごころ)像」は、色彩や形状や存在感が「執拗×執拗+執拗の二乗」といってもまだ足りない程の存在なので「怖い」「ケバい」「異様」「まごころ感0」といった感想を抱く方が多いようです。
ですが、実際に目の当たりにすると、執拗な作り込みや、色の重ね方なんかは確かに度を超していますが、全体的なバランスはむしろしっかりと落ち着いているようにも見えました。自分的には「まごころ」という作品名も、細かい形の積み重ねや、配色から優しさを感じたので「その通り!」とかしわ手が(海原雄山)出ました。
ですが、まあデパートの中にこんなサイズと色彩の像があるのに驚きでした。





その後、渋谷で映画「ミヒャエル」を観ました。
自分自身、すごく映画を観てる人からしたらそんなに量は観ていませんが、それでも少しは観てきたつもりです。
そんななかで観た、この「ミヒャエル」…
いやぁ〜、すごい映画を作る人っているんですね〜。

内容に触れちゃうのもアレなんで、あまり詳しくは言えませんが、全部で3度ほど予想もしなかった展開がありました。
とても普通な感じの大人しい会社員が主人公なのですが、実は彼には秘密があって、自分の家の地下に子どもを監禁しているんです。

…ってまあ、あらすじはこちらで↓
http://sandaifestival.jp/movie_01.html

とにかく、主人公の人物像もさる事ながら、映画の撮り方の視点が面白いんです。
明らかに異常性のある主人公なんですが、そういった部分はあまり描かず、その人物の平穏な日常にスポットを当てているんです。
なので、突然現れる主人公の異常性が異常に際立つんです。
それに、長回しのシーンを多用しているんですが、それすらも伏線として利用している感じもありました。


すごく静かで、悪く言えば退屈な部分も多い映画なのかもしれませんが「CUBE」を観た時と似たような衝撃がありました。方向性は違いますけど。


別に観なくていい映画
観た方がいい映画
観るべき映画
の「観るべき映画」に食い込む、素晴らしい映画でした!

2012/08/13

今年の夏は

被災地に行ってきました。
元々行く予定ではなかったのですが、諸処の事情によりそうなりました。

時間は経ってしまいましたが、一度はしっかりと、パソコンやテレビの画面ではなく自分の目で見ておきたかったので、ガッと行ってきました。

見て来て、その場で感じた事を書こうとは思いましたが、自分の文章力ではその時の気持ちを10%も表せないだろうし、被害者ではない立場からの言葉を、安易に書くのもなんだかな〜、と思うので写真だけ載せます。

ただ、一つだけ言いたいのは「自分の目で見る」という事の大切さを身にしみて感じる事ができたという事です。









そして、旅行の総括としての反省点が一つあります。
「お盆の高速なめんじゃねぇ」


車内での発狂にはくれぐれもお気をつけ下さい。