2013/12/07

インディアンジュエリー 〜その溢れんばかりの力強さと、根源的でありながらも、現代的な感性に強く訴えかけてくる美に魅せられて〜

欲しい物は欲しいから買う。
これは私の座右の銘であり、座右の銘でもある。

しかし、そこそこ高い物を買う時にはそれなりの理由が必要だ。
今回は自分への誕生日プレゼントだ。


去年ぐらいからインディアンジュエリーが気になり出した。
とは言っても、インディアンジュエリーが気になり出したという感じだが。
指輪を二つほど買ったところで、「次はバングルか…」となった訳です。

そして、前回ドノヴァンキャドマンの指輪を買った時に、大いにお世話になった吉祥寺の「マライカ」に行ってきました。

そして素晴らしい事に、マライカの店員さんは素晴らしいんです。
今回の方は前回お世話になった方とは別の方でしたが、前回お世話になった方とは別の方だったんです。
だがしかし、今回も次から次へと色々なバングルを出しては説明をしてくれました。
その説明も、なんだかほがらか(HOGA-RAKA)で楽しかったです。

そして何か、なんと言っていいか分かりませんが、とにかくなんと言っていいか分かりません。


その後、いくつか試着を重ねた結果、グッと来る商品と出会ったのです。

アイバンハワードおじさんの作品

これは「Ivan Howard(アイバンハワード)」という、なんかすごくインディアンっぽい、ほがらかそうなおじさんが作った作品です。

やっぱり、着けた瞬間に「コレだ!」ってなる物はありますよね。
もちろんアクセサリーに限らず、服でもマンガでも音楽でも。

ただ、一つ問題がありました。
なんと来週の土曜日?から20%オフのセールだったんです!
ようするに、来週の今日行けば20%オフになるセールだったんです!

悩みました。
悩んで悩んで、最初は「その時に来て無かったら、それもまた運命なので諦めます」と言いました。
しかし、見て、触って、齧って、はめて、眺めて、ほっこりして、ニヤリとして、大袈裟に泣いて、たぬきととんち合戦をして…

そして、醤油をかけ過ぎた後に決めました。

「自分への誕生日プレゼントをケチってどうする」が決め手になりました。

一生可愛がります。

2013/12/02

殺意

さて、今日は久しぶりにシチューでも作るか。

買い物を終え、帰宅。

さあ、とりあえず野菜を切るか…

タマネギが無ぇ。

ファッキュー。

仕方なくもう一度スーパーへ。

買い物を終え、帰宅。

一通り切り終え、煮込む。

コンソメを入れようかと、冷蔵庫からとり出す。

箱しか無ぇ。

中身が無ぇ。

ラジオも無ぇ。

おら、こんな村いやだ。

東京へ出る。

現在に至る。

2013/11/23

変な名前

の食べ物クイニーアマンが急に食べたくなった。
とはいっても、急にクイニーアマンが食べたくなっただけだが。

少し前にセブンイレブンで食べたのが初めての出会いだった。
その必要以上な甘さやガリガリした食感、そしてバターの塩味などが絶妙に混ざり合ったとてもおいしい食べ物だとよく食べていたが、いつの間にかなくなっていたので、「なんか、よく食べていたのにいつの間にかなくなっちゃったなぁ」と思っていた。

そして、今年はダウンジャケットが買いたいなぁと思っていたので、下調べがてら吉祥寺に行って、ネットで調べたクイニーアマンが美味しそうな店(クイニーアマンが美味しそうな店)「レピキュリアン」ってとこも行ってみっかと、そう心に誓い家を出た(そんな激しくは誓ってはいません)。

お昼ご飯を吉祥寺で食べようと、いくつか候補を出していたのだが、どのお店も混んでいて「なんだかどのお店も混んでいるなぁ」と思いながらフラフラしていたらサブウェイがあったので、サブウェイで食べた(実際の金額より少し多めに払ったのでお釣りをもらいました)。

そして服屋に行き、店員とメンチを切り合いながら(無言で)、数点ダウンを試着し、レピキュリアンに向かいました。

基本的に外に出た時は音楽を聴いているのですが、外を歩きながらの音楽は、目に入ってくる風景や物や人々がまるでPVのように見え、「まるで目に入ってくる風景や物や人々がまるでPVのように見える、まるで」と思います。


この後の流れは、はしょりますのでご想像下さい。

レピキュリアンのクイニーアマン

2013/11/01

東部ワールドスクエア

職場の旅行で、余裕で東部ワールドスクエアに行ってきました。
東部ワールドスクエアは、世界にある色々な名所を1/250で作ったミニチュアワールドなんですよ、余裕で。

という事で、最初はその全体像の写真を余裕で撮っていたんですが、あまり面白くないのです。余裕で小さいから。

そこで、ミニチュアとして余裕で置かれているフィギュア人間たちに紛れて、自分もそこにいるような感じで撮ってみました。

すると、そこにはなにかストーリーがありそうでなさそうな不思議な人々の写真が撮れた風なんです。もちろん余裕で。

ご覧になって下さい(余裕で)。

東京ドーム1

東京ドーム近くの電話ボックス

秋の通学風景

なんか闇っぽい取引きっぽい現場

昔の街角

出初め式

街の名物ラーメン屋なのかな?

どっかの祭り

旅行の一コマ

あんまり徳を積んでなさそうなお坊さん

なぜかベンチに座らない一味

探偵風な人が注目を浴びています

電燈萌え

シャレオツなワンシーン

バランス感覚が半端ない

ラフ過ぎる旅行者

暑いからか、格好つけてか、ジャケットを肩から下げる

右の人は暑そうだ

XARTSライブ


よし、詳細も決まったし、もういっちょお願いシャス!

2013/11/16
at Fuchu Flight

open 18:30
start 19:00
door 1,500
drink 1,000(free drink)

XARTS
MIX MARKET
RESTLESS GOOKS
100 X 100 from DESTROY
DJ トルコ人
and more

という事です!

今年もまた懲りずにTシャツ作りました。
もちろん最初から在庫は激少です!
いちおう、毎年恒例とは考えての企画ですが、今年のライブはこれっきりです!
ぜひ凝視しに来て下さい!


2013/10/12

ミシェル・ゴンドリー 「ムード・インディゴ うたかたの日々」を観た

はなまるうどんでうどんを食べた。
うどんを勢いよくすすったら天かすが気管に入ってむせた。
だけどうどんを口から吹き出す訳にはいかない。
口を開けずにゲホゼホした。
気管を脱出した天かすが鼻に入った。
すげぇ痛かった。


ムード・インディゴ うたかたの日々」を観に行ったわけですが…

悩みました。
ディレクターズカット版(131分)とインターナショナル版(95分)とモンドセレクション版(2分)のどれを観るか…
悩んだ結果、インターナショナル版にしました。
だって、渋谷のシネマライズ20:00からって遅ぇですよ〜。

で、シネマライズ自体初めてだったのですが、結構広いしイスも大きくて良かったです。
だけど、自分が座ったところがなんか谷底みたいな所で、見上げないと観られないのがちょっと大変でした。

そんな席の事とか、ニベアの事はEATして。
いや〜、とても良かったです。
少し前に観た同監督の「THE WE AND THE I」より良かったです。

もともとミシェル・ゴンドリーのPVのファンだったので、そのゴンドリー節(ゴン節orゴ節)が炸裂している前半部はたまりませんでした。ゴブシ!
気合いのコマ撮りや、ストーリー関係無しの乗り物とかダンスとか料理とかの映像の遊び心!
絶妙なアナログ感がかもし出す、懐かしさというか、天才小学生が夏休みに作ったようなホンワカとした映像表現は、もう現代のポップ版ヤン・シュバンクマイエルといってもいいんじゃないですかね?
ダメですかね?
いいですかね?

いや、「現代のポップ版」とかの枕詞みたいなのが付いちゃったら、もうヤン・シュバンクマイエ(後略)関係ないですかね?
関係ありますかね?
ないですかね?

そんな喩えとか、木こりの食生活の事はEATして。
元々は原作がある作品で、「現代で最も悲痛な恋愛小説」と言われているとか。
恋をしたい男が、素敵な女性と出会い、共に時間を過ごし、幸せを重ねていく。
そこまでは何て事もない普通のストーリーです。
むしろありふれ過ぎです。
ただ、途中からある事件?事故?をきっかけに、ストーリーを含め映像表現まで激変します。

その後どうなっていってしまうのかは、観た方が良いと思うので何も語りませんが、ただ一つ言える事は…

「20:00からとか言って遅ぇよ〜」とか言ってねぇで、ディレクターズカット版観ときゃ良かった!
もういっちょ行くか!

2013/10/08

ライブするぜ!


そして今年もこの時期です。
こんばんは。

私たちXARTS(検索用:クサーツ・クサアツ)はまたライブやります!
もう年中行事です。

もちろん今年も府中フライトです!
11月16日です!
Tシャツも、また作ります!

詳細はまだ決まっていませんが、去年来られなかった人や、来年来られそうにない人なんかは是非来てちょんまげ。

2013/09/23

指輪を買う

去年の終わり頃に、初めてインディアンジュエリーなる物を買いました。
それはターコイズなんかが付いた指輪で、いわゆるターコイズが付いた指輪です。
とても気にいっており、それはもうほとんど毎日のように着けていました。

ただ、私の左手には「腕時計」と「腕時計があんまりズレないように着けているレザーのブレスレット」と「指輪」の3種類の物を着けているのに対して、右手は「特にナシ」という事態が続いておったのです。

皆さんもそれぞれ固有のバランス感があるとは思いますが、ずっとバランスが悪いんじゃ…とずっと思っておったのです。ずっと。

そして少し前に吉祥寺にある「マライカ」というお店に行ってきたズラ。
そこで接客してくれた方が、色々な指輪の説明をしてくれたり、最終的にはネットで調べて他の店舗から取り寄せなんてしてもらう事になりましたのよ。
話しやすくとても良い人で「なんか、話しやすくてとても良い人だな〜」と思いました。
ありがとうサンキュー!いつか100円あげたいと思います。

で、日曜日にお店に行って買ったぜ!
ドノヴァンキャドマン(Donovan Cadman)って人の作品らしいぜ!
かっけぇぜ!


吉祥寺でインディアンジュエリーを探すなら、マライカに行って、欲しいのがあったらお金払って買うってのもオツでいいんじゃないか!?

2013/09/22

福島に行った2

とにもかくにも、バイクである。
そして、私のバイクはスピードが出ないので下道をひたすらである。

とは言ったものの、天気は良く、素敵な、快適なドライブだった。

途中で発見した変な名前の店などを写真に撮ったり、コンビニで美味しい飲むヨーグルトを買って休憩したり、持ち前のよそ見癖で事故一触即発になったり。


ただ、前もって調べてはいたのだけれど、どうやら今回使う6号線は途中から通行止めになってるっぽいというのが気がかりではあった。


しばらくバイクで進むと、少し街並や風景に変化が出てきた。
道ばたで何か作業をしている人たちがとても増えてきていたのだ。

その時に寄ったコンビニの近くにあった看板だ。


初めて見る、除染作業だった。
「除染」という言葉は何度も聞いていたが、初めて目の当たりにした。
色々な場所で、もの凄い数の人たちがマスクをして作業をしている。
そして、除染する事で出てきた廃棄物が、それこそ色々な場所に堆く積まれていた。
学校の敷地内や、使われなくなった警察署の駐車場や、畑のあぜ道にまでそれは積まれていた。


そんな風景を横目にバイクを進めると、潰れたスーパーがあった。


広い駐車場には、踏みしめる車が来ないのをいい事に雑草が生い茂っていた。
休みの日などはたくさんの車が並び、人々が行き交っていたのだと思うと、何とも言えない感情に包まれた。

そしてそこからしばらく進むと、やはり通行止めが待っていた。
10人くらいのガードマンや警察官などがいて、通行証のある車両以外通れないとのことだ。
確かに、治安や放射能の事を考えれば仕方のない事だろうが、そこに辿り着くまでの間にも相当数のパトカーや警官がおり、そのあまりの物々しさに恐怖すら覚えた。

先には進めないのでそこでUターンをして、通行止めの場所から5分程の場所にある商店街に行った。
とは言っても、あくまでも元商店街だ。


大きい規模の商店街ではないが、様々なお店があり、震災前はそこに住む方々の大切な場所であったであろう事は容易に想像がついた。
ところが今やその通りには住民は誰もおらず、除染をする作業員達が黙々と作業を続ける風景があるだけだった。

ひび割れや陥没した道路などはもちろんその時のままだし、実際は震災ではなく、もしかしたら心ない人間達が忍び込んだ為に壊された店舗なのかもしれないが、それも壊れた状態のまま放置されていた。


初めて見る、廃墟と化した凄まじい光景。
人々はおらず、いるのは除染作業者と、尋常でない数の警察官。
そして、自分が住む街よりも当然高いであろう放射線。
正直、その場にいるだけで息を吸い込む事さえ怖くなってきてしまった。
本当はもっと色々な場所に行って状況を目に焼け付けてきたかったのだけれど、それも出来ず商店街を後にした。

一部しか見れていませんが、自分が見てきた福島はこういった状況でした。


そして、福島を見てきて、原子力に対して個人的に思った事。
よくテレビやネットでは「電力が足りてる、足りてない」という事や「雇用の問題」「アメリカとの関係」「原発の輸出」などが出てきますが、そんな事はどうでもいいし関係がないと思いました。

何よりも問題なのは、まだ人間は放射能や核廃棄物をコントロールする術を持っていないのに原子力を使っているという事です。
住む場所を奪い、時には命さえも奪う放射能。
そんなものを使わなければならない程、切迫はしていないはずです。
どう考えたって原子力を使うのは時期尚早。
どんな背景があろうと、生活や命と引き換えの、過剰な電気なんていりません。

と、いう事です。
色々な意見があるとは思いますが、自分はそう思いました。


長くなりましたが、しめに入ります。
今回福島に行くにあたって、google mapで事前にルートを調べました。
高速などは使わないルートで「280km」ほどでした。

そこで以前、その時も下道で行ったのですが「富山」に行った時の事が思い起こされます。
富山までは「340km」、今回は「280km」。
余裕じゃん、と。
しかし、ここ↑に大きなミスがありました。

福島からの帰り道の、半分くらいを過ぎたあたりでの休憩中に「なんかスゲー疲れたんだけど、なんでだ?富山より近いのに…」と思った瞬間、信じられない事に気づいたのです。

「富山は日帰りで行ったんじゃない!一泊してるんだ!」

です。
なんか「事件は会議室で〜」みたいな言い方だな。

ようするに今回は日帰りだから…
「280kmX往復=1日560kmコース」じゃねーかよ!
1日の走行量は、ぜんぜん富山(340km)より多いじゃねーかよ!
ファッキュー!

調べてみたら560kmって「姫路」とか「秋田」とか付近まで行けんじゃんか!
それなのに俺ってやつは、コンビニで3〜4回しか休憩してねぇぞ!
そりゃ疲れんの当たり前だろが!

でした♡

福島に行った1

今年&去年は、南三陸や気仙沼の被災地に行ってきました。

一昨年初めて行った時には、生まれて初めて見る津波による被害の大きさに、言葉もでない程でした。
そして、今年の夏に二度目に訪れた時には、本当に微々たるものながらも復興は進んでいるように見えたし、現地の人の言葉や雰囲気にも明るさが戻っていたように見えました。

ただ、一言に復興といっても一体何をもって復興とするのか?という疑問もありました。
ただ単純に震災の前の生活環境を作り直す事が復興、というのならそれは難しいのではないかと。
場所によっては、本当に何もかも流されてしまい荒れ果てた空き地のような場所になってしまっている所もありました。
そこに、もともとの家を造り直す。
でも、到底それでは元の生活環境には遠く及びません。

人々が生きていく上では、家だけでなく仕事や医療や学校や商業施設など様々なものが必要です。
それらの全てを作り上げたうえで、はたしてどれほどの人がそこにまた戻ってくるのか?
そこまでに何年かかるのか?
もしかしたらまた来るかもしれない津波に、どれほどの対策をするのか?
一般企業などが、そこの場所にまた価値をみつけ、どれほど戻ってくるのか?

問題は山ほどあると、そう感じました。


そして…
友人の言葉もあり、放射能によってその復興すらままなっていない福島もしっかりと自分の目で見るべきだと思い向かいました。

まぁ、あまり堅苦しく書くと重くなりそうなので普通に。
って、前文だけですごく長くなってしまったので、分ける事にします。

福島に行った2
http://thisisgoodblog1977.blogspot.jp/2013/09/2.html

2013/09/18

Forwhats第2弾Tシャツ完成!


そして、前回製作した第1弾「This is good T」からずいぶん経ちましたが、ようやく第2弾Tシャツが完成いたしました!

とは言ったものの、かなりの少量生産ですので、すでにサイズに偏りが出てきております!

「欲しぇ~!」という、変わり者の方はお早めにご注文下さい!
メッセージでもメールでも、偶然入ったかまくらででも構いません。
もしすでにサイズがなかったらスンマセン!


まずは「OTOKO T」

OTOKO T

空間が異様に余ってますので、無地Tが好きな方ぜひどうぞ。


そして「DANCHI T」

DANCHI T

DANCHI T

ノスタルジックな団地と、颯爽と駆け抜ける変な形の自転車。
団地と変な形の自転車が好きな方ぜひどうぞ。

http://www.forwhats.com/page/goods.htm

2013/09/14

パンを買って食う

美味しいパンは、美味しい。
これは昔の人(大塩平八郎か、蘇我入鹿のどちらか)が言った言葉だが、いい事を言ったもんだ。

ようするに、中学の同級生の井坂君(中学の時、何て呼んでたんだ?)おすすめの、府中にあるパン屋「Le Petit Monde」に行って来たぜ!

駅からは少し遠いけど、バイク移動の俺には関係がないっていうか、バイク移動の俺には関係ないぜ!

少し雨がぱらつく中、無事到着!
こぢんまりとした、可愛らしいお店だ。
まるで、こぢんまりとした可愛らしいお店のようだったぜ!

店内が狭いせいか激混みで、まるで店内が狭いせいで激込みのようだったぜ!

そのせいかそんなに種類はなかったが、すこし多めの4個ゲット!
マルゲリータピザ風のやつと、あんこが入ったやつと、ヨーグルト酵母を使ったやつと、ココアパウダーをなんかふんだんに使ったやつだぜ!

マルゲリータ

あんこ

ココアパウダー


さっそくコンビニで牛乳を買って、なんか変な場所にベンチを発見!
まるで、なんか変な場所にあるベンチのようだぜ!

全部は食べられなかったからまだ食べていないけど、とにかく!
マルゲリータのやつが超美味かった!
特に、モツァレラチーズが好きな俺には半端なかったぜ!

今思い返しただけでもよだれが出てきそうなほどだぜ!

こういう数百円で美味しい物って、ほんといいな!

2013/08/17

今年も行った。

去年、被災地に行きました。
行ってみて思った事は、ぜんぜん復興なんて進んで無ぇじゃんか!って事でした。
まぁ、地震が起きた直後から考えれば進んでいるのかもしれないですけど、1年半でこの状態なのか!?と。

そして今年も行きました。
どれくらい復興は進んだのか?とか、せめて被災地でお金を使ってこようとか、そんな気持ちも当然ありましたが、ともかく楽しもうぜ!ってのが第一でしたけど。

まずは去年の、確実に2機は死んだと言われている最強の敵「お盆渋滞」を回避、が第一目標です。
そこはまぁ、夜中の12時集合で行けば深夜の高速最強でしょ。
と、勢い勇んで行きました。


するとどうでしょう、大方の予想通り早く着き過ぎました。
反省を活かし過ぎたようです。

反省を活かし過ぎた人間の笑顔

とりあえず朝の6時にコンビニに寄った私たちは、「とにかく去年行った南三陸を目指そう」という事にしました。

そして、異常なほどの海の上のもやを見ながら南三陸に着きました。
去年来た時は、初めて被害を目の当たりにしたという事もあって、その異様な光景に言葉を失ったほどでしたが、今回は抜けるような青空のお陰なのか、慣れのお陰なのか、少しは進んでいる復興のお陰なのか、前ほどの悲壮感というか絶望的な感じは少し払拭されていました。
それでもまだ、あの時のまま建物はそこに残されていたし、瓦礫も残されていました。



お腹が空いた私たちは、去年もあった復興市のようなところに行きご飯を食べようとしたのですが、どこも準備中です。
ようするに早く着き過ぎたのです。

一軒だけやっているお店があったので、そこに入り「ハニートースト」を頼みました。
するとどうでしょう、とても巨大な、食パン一斤の半分を使ったハニートーストが出てきました。3人とも同じ物を頼んでいたので3人で黙々と食べました。

食べ終えた私たちは「だったらもう気仙沼まで行っちゃおうぜ!」と、今回の目的地である気仙沼に向かう事にしました。



この時点で24時間近く寝ていなかったので、あんまり記憶が定かではありませんが、宿の予約(気合いの当日予約)や、作戦会議で入った気仙沼駅前の喫茶店(店内は異様に暗く、店員らしきオッサンが奥の方で黙々と食事をしていた。だが店員かと思っていたオッサンはどうやら店員ではないらしく、私たちを無視してひたすら無言で食べ続けた。怖くなった私たちは、たちどころに退散した)や、地図で偶然発見した「奇跡の一本松」を見に行きました。


南気仙沼駅付近の光景

かなり内陸まで流されてきた船

まだまだ残されている瓦礫




そして今回の宿「大鍋屋」に到着です。
外観を見た瞬間の気持ちは一生忘れないでしょう。
3人が3人とも呆気にとられ、その直後「うおー!マジかよ!」と叫びました。
なんかよくわかりませんが、片方の壁がトタン全開というか、エッシャーの騙し絵のような建物だったからです。

これはトタン全開とは逆側の面(エッシャー面)

ですが、後から聞いた話によると、津波で1階は流され(他人の家が2軒ほど1階部分に入り込んでいた)、2階の床くらいまで波が来たようで、そこから気合いで営業が出来るところまで復活したとの話を聞き、心打たれた私たちはそこに気合いで乗り込みました。

中は思っていたより綺麗で、廊下との境も襖だけ(もちろん鍵無し)、プライバシーとか防犯とか関係ないっしょ?っていう大鍋屋さんの提案に根性で乗っかりました。

鍵や靴脱ぎスペースもなく、ダイレクト廊下


でも、とても良い宿でした。

そして「渋滞に勝利する」という目標がある私たちは、朝7時に宿を立ち帰路につきました。

あまりにも早い帰宅に気を良くした私たちは、結局友人宅で「桃鉄」を夜中の3時ころまでやってしまい、ボロボロになりながらそれぞれの家に帰りました。