2012/02/23

鈴木先生を読んで

こんばんは。
さすがに「This is good」なんて活動をしている訳ですから、いいかげんおすすめマンガとか書かないと、ホウレン草おじさん(akaポッツさん)に怒られそうなんで!

まずは、ポッツさんのお話から。

ポッツさんは日傘が大好きです。
雨の日だって日傘でおでかけ。
少しくらい濡れたって、大好きな日傘をささないなんて考えられない!

ある日大好きな日傘をさして出かけようと傘立てを見ると、そこに日傘がありません!
慌てたポッツさんは、間違って冷凍マグロと、新鮮なふんどしを頭に載せて日傘を探しに外に出てしまいました。

その日はタイミングが悪く、とても暑い日でした。
頭の上の冷凍マグロはどんどん解凍され、新鮮なふんどしはその新鮮さをどんどん失いつつありました。

「困ったなぁ〜いったい僕の日傘はどこに行ったんだろう…」

つづく



と、前置きは長くなりましたが「鈴木先生」を!
簡単に言うと、中学校教師が、日々起こる生徒や自分の問題を解決していくマンガです。

ところがところが、まぁ起こる問題が大胆で些細で重大で…とにかく大変なんです。
たとえば「給食から酢豚がなくなるのに反対する生徒」や「自分の生徒が小4の女子とヤッてしまう」などなど。
しかし鈴木先生は「言葉」で解決、というか進むべき道やたくさんの可能性を提示するんです。
それが、しっかりと「正論」や「常識」などの決まりきった文句では無く、その問題の相手に応じた言葉で。

その言葉の説得力がハンパ無いんです。
そして、その言葉の量がハンパ無いんです。

学校というのは、一部の「事情があり問題を起こす生徒」たちの影にいる、「問題を起こすほどの事情の無い多数の普通の生徒」達の日々の摩耗によって成り立っている。

↑こんな事が提示される学校マンガは読んだ事がありませんでした。
たいていは、問題児を取り上げますからね、マンガ的にもその方がいいんでしょうし。

とにかく「鈴木先生」は、数少ない「読んだ方が良いマンガ」を越えた「読むべきマンガ」です!

読むのが大変な人もいると思います。
決して軽くないですし、絵柄も書き込みが多いですし、説教っぽくもありますから。

しかし!
それを越えた満足感や、読み終えた時の「もう読めない残念感」は圧巻です!

ぜひとも!
そして、僕は今日買った「僕の小規模な生活」6巻を読むのを異常に楽しみにしています。

では!

2012/02/11

確かあれは…

本秀康のワイルドマウンテンというマンガだったかと思うのですが、マンガの中で「男なら自分が食べるパスタの本数くらい覚えておくべきだ」のようなセリフがあったんです。
だから数えてみました。

普段食べる量を手に取り数えてみたところ…

139本でした。

これで、これから先は「パスタどれくらい食べる?」と聞かれた時に、確実に自分の分量を伝える事が出来るようになりました。


そんな私が今日吉祥寺で買ったもの。
アメリカンヒストリーXのDVD
真鍮の輪っか
鈴木先生の5巻6巻7巻11巻
にしきのあきら


Go down like a lead balloonが新曲です!
是非ご拝聴下さい!

http://www.audioleaf.com/thisisgood/

ようやく

3曲目が完成!
ほんと、低い声で歌うのって難しいのね(はあと)。

ぜひぜひ聴いて下さい!
Go down like a lead balloonです!

http://www.audioleaf.com/thisisgood/

2012/02/06

忘れないように

大事な、言葉のお守りです!


「自分の感受性くらい」茨木のり子

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

2012/02/05

扉をたたく人を観る




人生の色彩を失ってしまった大学教授が、ふとしたことから不法滞在のジャンベ奏者の若者と出会い、次第に人生の色を取り戻して行きながらも、人々や国が抱える、社会の歪みと向き合う映画でした。

とても良い意味で上品で、それでいて底には熱さのある映画でした。

僕たちはあくまでも単なる「人間」であって、性別や年齢や国籍を強制させられる理不尽さを感じ、
「もっとあいまいでいいじゃねぇかよ、かっこつけんなよ人間!」とも思いました。
まあ当然、社会を維持する上で必要なカテゴライズがあるのも分かりますが。

プラス、音楽(特にリズム)っていうものは、食べ物に次ぐ人間のエネルギーになるとも思えた映画でした!

2012/02/03

クレイジーハートを観る



ジェフブリッジス主演のクレイジーハートを観ました。

大まかな流れとしては、伝説と呼ばれるカントリー歌手の「バッド・ブレイク」の壮年期のお話。
伝説とは言われても、アルコールに溺れ、今ではどさ回りの日々。
プライドと生活に挟まれながらも、地方を歌い回る日々を送る。
その中で出会った地元の新聞記者との出会いが、人生を少しずつ方向転換させる。

と、まあこれだけだとなんてことの無い映画ですが、主演のジェフブリッジスの演技が〜!
もともとビッグリボウスキ(最高の映画3本のうちの1本)で知った俳優なのですが、なんか、なんかいいんです。
「あ〜これ以上、あと1mmでもズレちゃったらダメな人」ってのが絶妙なんです。



年をとるという事は、良い事も、悪い事も、悲しい事も、笑える事も、全てが含まれた、自分が主人公の映画が進んで行く、そんな風に思えました。
「だったらコメディがいいな」と、脚本は自分次第だなと、そんな風に思いました。

起きてしまった事は全て受け入れて、コメディの主人公らしく生きる!
はっはっは。