2012/02/05

扉をたたく人を観る




人生の色彩を失ってしまった大学教授が、ふとしたことから不法滞在のジャンベ奏者の若者と出会い、次第に人生の色を取り戻して行きながらも、人々や国が抱える、社会の歪みと向き合う映画でした。

とても良い意味で上品で、それでいて底には熱さのある映画でした。

僕たちはあくまでも単なる「人間」であって、性別や年齢や国籍を強制させられる理不尽さを感じ、
「もっとあいまいでいいじゃねぇかよ、かっこつけんなよ人間!」とも思いました。
まあ当然、社会を維持する上で必要なカテゴライズがあるのも分かりますが。

プラス、音楽(特にリズム)っていうものは、食べ物に次ぐ人間のエネルギーになるとも思えた映画でした!