2012/05/27

Tシャツのススメ


なんだか学問のすゝめとか覚悟のススメみたいな題名になってしまったが。

ともかく、私はTシャツが好きだ。
Tシャツだけじゃなくトレーナーも好きだ。
でも、そんな事を言ったらメガネやジーパンも好きだし、米騒動'82やぬっぺっほふやジープの荷台から落ちたネギも好きだ。

冗談はさておき、絵(写真)入りTシャツが好きだ。
自己主張というか自己表現というか、ともかく一つの作品を着ているような感覚だ。

お気に入りの一枚を着て歩いてる時など、どれほど誇らしい気分か。
まあ、なんともナルシズムというか自意識過剰ともいうが。

値段やサイズ感や質感や色、ベストな物を探すのは大変だけど、
「コレや!」と思わず関西圏の言葉が出てしまうほどの物をみつけた時の喜びは、何物にも代え難い。

洋服とはとても楽しいものだ。
人生を楽しむ上での大切な要素だ。
久しぶりに「This is good blog」らしく、おすすめをしてみました。
楽しみましょう。


代え難いといえばつい先日、
10mほどのホースを使用してコーラを一気飲み(コーラを地上一階部分に置き、私は建家の三階相当の場所から吸上げる)していた時の事だ。
「あと一息で飲了だ!」とギャラリー(生徒)の期待が最高潮に達したその瞬間、私の目にとんでもない光景が夏の日差しのごとく飛び込んできた。

約3km離れた小高い丘の頂上で、石原良純が6cmほど空中に浮きながら牛丼を食べていたのだ。

その時の良純の笑顔…
あいつは私の視線に気づくと、恥ずかしそうにウィンクをした。
あいつが「牛丼を食べながら」だ。
あの瞬間、一瞬は永遠になった。

私は口からホースを外し(高い吸上げ力が必要なので、ノルウェー製の特殊な器具を使用している。現在は購入不可)、汗でびっしょりになった法被を脱ぎながら、3km離れた丘でまだウィンクを続けている良純に目を向けた。
その時、コーラを吸上げる私を隣で元気づけてくれていたタケが、はにかみながらこう言った。
「あいつ…あんなに頑張っちゃって」
隣にいたタケも気づいたようだ。
「好きにさせてやれよ、アレが今のあいつの精一杯さ」
私は私で、心から沸き出してくる幸せをタケに気づかれないようにするので精一杯だったが。

「休日に珍しいコーラの飲み方を1人420円でレクチャーしている場合ではない」
と、そんな声がどこかから聞こえてきたような、そんな一日だった。