私は、私の中にある物欲に抗いません。
欲しい物は欲しいから買いたいと思うので、欲しいと思う物は買いたいからです。
そんな口上はどうでもよく、ともかく「15 jyugo」というところのジーパンを買いました。
こういった経年変化の楽しめる物はとても好きです。
革とか木とか。
デニムもその一つです。
色落ちしていく様は、自分だけの歴史とも言える皺を残していくようでたまりません。
そんなにジーパンに詳しい訳ではありません。
なんか、大戦モデルとか66とか、そういうのはよく分からんです。
とにかく、テーパードがキツくなく、程よい太さと生地の厚みがあり、セルビッヂで、なるべく濃い紺である。
それくらいです。
で、それくらいの条件だとたくさん種類があるんです。
しかし、私にはあと一つだけ譲れないポイントがあるんです。
それは、後ろのポケットにステッチが無いのは嫌なんです。
シンプルイズベストというのは分かるのですが、何と言うかせっかく主張出来る場所があるのにしないのは、考える事を放棄しているというか、手抜きに感じられるからです。
そこをふまえて永遠とネットサーフィンをしている時にみつけたのが、この「15jyugo」というブランドでした。
もう、ステッチ云々を越えてポケットの形自体が「丸」でした。
これは他のモデルでも丸形ポケットを使用しているようで、ブランドの「推し」部分のようです。
実際に試着をするべく、代官山の方にあるお店に実際に行ってみると、余裕で普通の1Kのアパートでした。
入り口に小さく「開」とか書いた立て札のような物しか置いていないので、一瞬入るのに勇気がいります。
だって、すげぇ人の家にしか見えないんだもん。
玄関を入るとすぐ横がレジで、なんだか玄関を入るとすぐ横がレジのような感じでした。
店員さんというか、たぶんデザイナーの人もとても良い感じの人で、なんだかデザイナーというか店員さんもとても良い感じでした。
試着する時はその1Kの「1」の方がまるまる試着室に変わるので、すげぇ広い試着室というか、まるで1Kの「1」の方がまるまる試着室に変わったような感じでした。
履いた感じは、厚みはあるけど固すぎず、インディゴの濃さもかなりあります。
多少股上が深めですが野暮ったさも無く、ステッチにも色々な色の糸を使ってるので楽しげです。パッチもスウェードで良い感じです。
ただ、一つ難点を挙げるとすれば、フロントのボタンがつまらないです。
それと、もし改名出来るのなら「一一(いち はじめ)」に改名したいです。
それと、ヒヤシンスって変な名前で、超ウケる。
話をまとめると、色落ちしたジーパンを最初っから買うのも楽で良いけど、すでに色落ちしてる場所にさらに自分の皺が入っていって変な風になるに決まってるから、ワンウォッシュのジーパンも是非どうぞ。って感じです。